各種装置開発

当社は、圧力容器を用いた温度・圧力の制御装置を得意としており、オーダーメイドでの技術開発要素を含む設備・装置(周辺機器類を含む)設計・製作をしています。

みなさまのご相談に、最適な提案をさせていただきます。

“新しい装置の開発”

「こんな機能がほしい。」等のご相談に、製作〜納品後まで一貫対応します。

“低コストで設備アップデート”

「まだ使える」部分を活かした装置のアップデートを提案します。

“手動制御設備の自動化”

生産工程の負荷と製造原価の削減に貢献する提案が可能です。

しっかりと作られた機械や装置・設備は、一度購入するとメンテナンス次第で数十年は使用できます。
30年、40年と使い続けてきた装置は、会社の歴史の一つでもあります。当社は、皆様が大切に使用している装置を、制御方法のみ変更して、もっと使いやすくアップデートするお手伝いもお受けしています。
また、当社の技術者がこれまでのものづくりで培った制御技術にて、皆様のご要望に沿った制御方法・設備更新を可能とするアイデアの提案もさせていただきます。そのアイデアは、製作〜納品・メンテナンスまで、社内一貫対応をすることが可能です。
新規装置の製作までいかなくとも、これまで手動操作で使用してきた装置を自動制御に変更することによって、製造効率を大幅に改善できるケースもございますので、是非、当サイトのお問い合わせフォームより、ご相談ください。

Case 1

蒸気発生源と制御方法を変更

直火式のきのこ高圧殺菌釜をボイラ炊きに変更し、制御方法をリレー制御からシーケンス制御に変更しました。
殺菌釜本体はそのままです。

直火式 高圧殺菌釜

釜の横からバーナーで焚き、
釜の内部で蒸気を発生させていました。

 リレー制御の制御盤。

ボイラ炊き 高圧殺菌釜

バーナーと煙突を外し、空いたスペースにボイラ周辺設備を設置。

シーケンス制御の制御盤。
リレー制御に比べてプログラム変更が行いやすくなりました。また、稼働中はタッチパネルでモニタリングでき、設定値の入力も全てタッチパネルで行います。

釜の近くにボイラを設置。

Case 2

プログラム変更

温度が設定値に到達すると冷却工程が終了し、減圧弁・排気弁が開放されるようプログラムが組まれていましたが、経過時間も減圧弁・排気弁の開放条件として選択できるようプログラムを変更しました。温度と経過時間の両方あるいは片方のみでも選択できるようになっています。

変更前のタッチパネル画面。

変更後のタッチパネル画面。温度と経過時間を入力でき、ON/OFFボタンで条件として選択するかを設定できます。

Case 3

工程追加・配管ライン追加

変更前の缶体上部。

変更後の缶体上部。予備ノズルから新たに配管ラインを立ち上げ、既存の排気ラインへ繋ぎました。

工程追加前のタッチパネル画面。

工程追加後のタッチパネル画面。
今回は1工程のみの追加でした。
「工程」の文字も変更しました。