2020.9.4
当社従業員の社外での新型コロナ感染判明と対応状況について

2020年8月23日、当社長野本社勤務の職員1名から新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
判明後、取り急ぎ取引企業様へのご連絡はさせて頂いておりましたが、地域企業様、住民の方々からの不安を払拭し、 当社および当社従業員・関係者様と安心してお付き合いいただくために現在の状況の説明と、当社の方針を示させていただきます。

なお、本件によって他の従業員一同及び、その家族が感染者となったわけではありませんので、予めこの部分に関するご理解を切にお願い申し上げます。

※下記内容に関する電話によるお問い合わせは業務に支障が出てしまうため、ご遠慮ください。
※誹謗中傷、嫌がらせ行為等に対しては法的処置を取ります。

(概要)
・他の従業員及び取引先企業様の濃厚接触者は0名。(保健所に確認済)
・当該社員は、退院後も医療機関、保健所の指示に従って行動している。(出勤は停止中)
・感染経路の追跡もしっかり実施されており、このケースが原因となって地域での感染が拡大するという可能性は極めて低い。
▶つまり、羽生田鉄工所社内の感染者在籍リスクは、他企業様の環境と同程度です。

(詳細)
保健所からの指導によると、濃厚接触者の判定は、8月21日から判明までの間で、 1メートル以内かつ15分以上の接触をした者ということで、社内には濃厚接触者に該当する従業員はおりませんでした。(8/21は当該部署の休暇、8/22、8/23は休日です。) また今回のケースは感染経路が明確であり、その後の濃厚接触者の追跡も十分に行われています。なお、仕事の中で感染したというものではありません。

当該社員は、別に感染が判明した方(プライベートでの関係者)の濃厚接触者として保健所から連絡を受け、 指示に従って自宅待機、翌日PCR検査を行って陽性が判明したという流れになります。
判明後には軽い風邪症状がありましたが、軽度であり、その後症状は収まっています。 また、感染判明後は指定医療機関での入院を行っております。
つまり、当社に感染者が発生したことによって、当社従業員一同、
その家族、関係者の皆様が感染しているリスクが同地域にいる他の住民の方々よりも高いという事実はありません。


当社では2020年2月20日に社内感染対策方針を固め、現在も維持しております。
基本の考え方は「外で感染しないよう気をつける、社内で感染を広げないようにする。」というものです。
内容を大まかに説明すると、過密にならない労働環境の構築と維持、手洗いうがいの徹底および必要な備品の設置、定期的な消毒、一部社員へのテレワークの推奨、マスク着用、発熱・風邪症状等のある社員に対する出社制限、お客様への入場時のマスク着用・消毒の徹底等になります。

今後も従業員一同感染の予防に務めて参りますが、残念ながら、どれだけ意識して取り組んだとしても、感染症について100%の予防策はなく、運悪く感染してしまう可能性は誰にでもあります。

重要なのは、感染者を責め立てることや排除しようとすることではなく、「感染してしまうことは(望ましくないが)仕方がない、感染を広げないための努力をしよう。」と考えて行動することであると思います。
もしも感染してしまった場合に他者に言えない、助けを求めることができないような環境を作ってしまっていると、いざ感染してしまったときに、少なからず「バレないようにしなければならない。」という負の力が働いて、結果的に地域への感染が拡大する恐れがあるためです。
この感染症は多くの人にとって重症化しにくいものですが、重症化リスクの高い方々もいます。
追跡のできない感染が広がれば広がるほど、重症化のリスクの高い方々への感染の可能性を高めてしまうことに繋がるため、「感染したことを人に言えない」という状況は避けるべきであると考えます。

当社は、今後も十分な感染対策、拡大防止策を続けながら、万が一皆様への影響が懸念される事態が判明した場合には、隠さずに、迅速に情報を発信して参ります。

最後までお読みいただきありがとうございました。
当社の状況及び方針について、皆様からのご理解、ご賛同を頂ければ幸いです。

新型コロナ禍を越えて、より良い地域・産業を作っていきましょう。

羽生田鉄工所 取締役 羽生田大陸

※本文章については、地域、関係者の皆様が当社における感染者発生について噂に聞いたとき、過度の不安を与えないようにするため、安心を提供するために、多少の誤解や抵抗のリスクは覚悟して掲載しているものですが、内容の一部を切り取っての情報の二次利用は、誤解を助長する可能性があるため、固くご遠慮願います。